06:最終電車(上り)



サイバーのいとこの家からの帰り道。いくら遠いとは言っても、電
車は、サイバーの家の最寄り駅に、終点として着くわけではないか
ら、寝れば大変なことになる。とはいえ、ここまで二人分の荷物を、
スポーツバッグにひとまとめで運んできたサイバーだ。そのうえ久
しぶりに会ういとこと、少し前までバカみたいにはしゃいでいたし、
彼は電車のドアが閉まる頃にはもう寝息を立てていた。
パルは、傍らのサイバーを一瞥し、「仕方ない、起きててやるか」と
溜め息を吐いた。いや、彼の場合は“寝ない”のではなく、“寝られ
ない”の方が表現として適切であろう。腕を組んだまま、もう一度
サイバーを一瞥し、物思いに耽った。
パルが頭を
悩ます原因。数日前から、いや、出逢ったその日にはもう決めてい
たのに、今まで言い出せずにいたことがあった。
「いい人光線銃…」
ほんの小さく呟いた声は、車両内の少ない人の、誰の耳に届くこと
もなかったが、ただ、その重みはパルにはずしりとのし掛かるよう
だった。
幼い頃から、そして今でも正義の味方に憧れる彼だ。きっとしっか
りやってくれるだろう。それに、この銃、悪用なんてできやしない
シロモノなのだが…。心配なのはそこではない。“世界”、延いては
“地球”と言う重圧に、彼が耐えられるかと言うこと。
もしムリだ、と言われれば、新しいヒーロー候補を探しに、サイバ
ーの家から出て行かなくてはいけない。というか、彼の側に居る必
要も口実も無くなってしまう。今は地球に来たばっかりで大変だか
ら。とか理由を付けて居候しているが。
思えば不安で仕方がない。しかし、もう、この二日で、ガネットと
決めたことなのだ。
最寄り駅直前のアナウンスが入る。
「起きなよサイバー?もう着くよ?」
時間と同じ。もう戻ることはできない。この電車と同じ。行けばも
う帰ることはできない。ただ違うのは、ダイヤには明日が保証され
ていること…。





イエース☆ザッツ刹那系(字違―!!
今の人ってダイヤって言ってもちゃんと通じますよね…?

何か自分の文章はただの文字の羅列のような感じがします。
ちゃんと伝わって…ほしいなぁ…うぅーむ…





本・漫画・DVD・アニメ・家電・ゲーム | さまざまな報酬パターン | 共有エディタOverleaf
業界NO1のライブチャット | ライブチャット「BBchatTV」  無料お試し期間中で今だけお得に!
35000人以上の女性とライブチャット[BBchatTV] | 最新ニュース | Web検索 | ドメイン | 無料HPスペース